春のシーズンや天気が崩れ始める時には関東地方に南風が吹きます。
春は日中、サーマルが強くなるにつれ、南風も強まる場合が多くなります。したがってサーマルも上昇するほど北側にドリフトしますので、調子に乗ってランディングに帰れなくならないよう、飛行位置を確認しながらソアリングしてください。
南テイクオフ(S T.O.)と東メイン・ランディング(E M.L.D.)を使用します。
春の「Big Day」と言われるXCフライトの好記録がでるのはこの風向きの日です。Cooを出発→足尾山→つばめ山→加波山とサーマルを乗り継ぎ、日本記録150kmをめざし出発!
南風が強まる場合、南の筑波山を越える風の影響で上空が5〜6m/sを超える強さになると、T.O.付近や稜線近くは一種のウィンドウシャドウ(風が弱い影)となり、強弱の激しい乱流混じりのサーマルが発生しやすくなるため、特に稜線以下の高度でのソアリングには注意が必要です。
南風のときは、東メイン・ランディングを含め、平地で風が強いことが多く、ランディングへの進入コースは、風下側にとらないように注意してください。
NASAテイクオフ前空域から東メイン・ランディングへのリターンは向かい風となり、ショートしがちです。余裕の高度を持ってランディングに向かいましょう。
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