東 風 編
東風編
 高気圧の中心がやや北に片寄って関東地方をおおう場合や夏の午後などは、 北東〜東の海風が進入し易くなります。

 この東からの海風は気温の上昇を抑えるので、サーマルの活動はやや弱めになりますが、Cooテイクオフ(SE T.O.)前やNASAテイクオフ(NASA T.O.)前でのリッジソアリングが楽しめます。
 テイクオフは南東向きのメインT.O.を使用します。

 ただ、東側の尾根を越えて吹き下ろす風が、全体に下降気流になるので、風が強いときは東メイン・ランディング(E M.L.D.)に届かない場合もあります。このようなときはむりをぜず、山側にある東サブ・ランディング(E S.L.D.)に着陸しましょう。
 東サブ・ランディング(E S.L.D.)にさえ届かないくらい下降気流が強いとき、東サブランディングより山側には安全に着陸できるエスケープゾーンはありません。

 東風のときの最適フライトコースはCoo T.O.から岩山につながる尾根上をわずかに風上側にコースをとり、岩山から東メイン・ランディング(E M.L.D.)へは編流飛行をうまく使い一直線に東メイン・ランディングに向かいます。
 またはNASAテイクオフ(NASA T.O.)の南斜面から流れてくるサーマルに乗りながらNASAテイクオフ前にトラバースしてリッジソアリングすることもできますが、岩山付近はNASAテイクオフの尾根を回り込む風が収れんして風が強くなる周期があるので、よく状況を見極めてから渡りましょう。

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